1. HOME>
  2. News & Topics 一覧>
  3. 第62期生に聞く(その4)

同窓生は今

第62期生に聞く(その4)

2018.12.05

「 挑戦 "後輩たちへのメッセージ" 」62ki_nishimura.jpg

航空自衛隊幹部候補生学校
第1中隊第1区隊
一般幹部候補生 空曹長 西村 汰祐

 全国の諸先輩方及び同期生の諸官におかれましては、ご多忙の中、日々の任務にてご活躍のこととお慶び申
し上げます。
 航空自衛隊幹部候補生第108期一般幹部候補生防大課程に入校中の防衛大学校第62期卒業生を代表し、
西村候補生がご挨拶申し上げます。
 3月18日に防衛大学校を卒業し、幹部候補生学校に入校してから半年が経過しました。防衛大学校を卒業
したのも束の間、10月19日にはここ奈良の地も卒業することとなり、一日一日を大切に日々同期ととも
に、研鑽しております。現在、幹部候補生学校において我々は「自ら考え、判断し、行動する航空士官の育
成」という教育理念に基づき、区隊長をはじめとする基幹隊員の熱意ある指導のもと幹部自衛官としての資質
を涵養しております。
 今回、「小原台だより」に寄稿するに当たり、「私が幹部候補生学校で学んだこと及び部隊で勤務するにあ
たりその意気込み」及び「防衛大学校の後輩諸官への一言」について述べさせて頂きます。
 まず、私が幹部候補生学校で学んだこととは、目的をよく理解し行動することです。「目的」つまり何のた
めにやっているのかを理解し行動することは、本質を捉えて行動することにつながると学びました。防衛大学
校在学時を振り返ると要領の良さで乗り越えてきた部分が多くあったように感じます。しかし、今後、部隊で
勤務するにあたり、要領の良さのみでは決して乗り越えられない任務があると考えます。
 部隊においても一生懸命、各種任務に取り組み、幹部候補生学校の教育理念である「自ら考え、判断し、行
動する」ということを継続的に実践していく所存であります。
 また、9月中旬、108期B課程は昨年度から実施されているエアマンシップ・トレーニングという訓練を
受けました。エアマンシップ・トレーニングは幹部候補生学校における集大成という位置づけの訓練であり、
奈良基地内ではなく、静浜基地及び防府北基地にて、操縦者勤務実習、小隊長等勤務実習及び不測事態対処実
習を通じ、航空自衛隊の幹部自衛官として歩んでいくための資を得ることができました。常続不断の状況把
握、迅速な判断及び各種事態に対する事前準備等の重要性を学ぶことができました。そして、操縦者勤務、小
隊長勤務及び不測事態対処に共通していることは、「目的を理解し、任務を遂行する」ということであると感
じました。自分の任務は何か、そして、どのように行動すべきかを常に意識することの大切さを学びました。
 幹部候補生学校を卒業すれば、困難を共に乗り越えてきた同期とも離れ、それぞれが全国各地の部隊で勤務
することになります。幹部自衛官として、より困難な問題に直面し、対処していく機会が多くなります。現時
点では、エアマンシップとは何か、航空自衛隊魂とは何かを自分の中で明確に確立させることはできていませ
んが、今後の部隊での勤務を通じて体得していきたいと考えております。

62ki_nishimura_01.jpg「銃剣道の訓練風景」

 次に、防衛大学校の後輩たちに伝えたいことは、同期を大切にするということです。自分が困難に直面した
時、いつも支えてをくれるのは同期です。そして、同期が悩んでいるときは積極的に手を差し伸べて下さい。
同期で支え合って、校友会活動、勉学及び学生舎生活等に邁進して下さい。そして、防衛大学校に在学してい
る時にしかできないことに全力で取り組んで下さい。学生舎生活、校友会、4学年については卒業研究等やる
べきことは多いですが、全力で取り組み、後悔の残らないように打ち込んでみて下さい。
 しかしながら、全力で取り組んでも、「もっとこうすればよかった」「まだまだやれた」等の悔いが残ると
思います。恥ずかしながら、私自身、防衛大学校時代の後悔は多々あります。その思いを胸に幹部候補生学校
において、改めて新しいことに挑戦していって下さい。そうすることで、より充実した幹部候補生としての課
程生活を送ることができると考えます。
 私たち62期は、一足先に部隊に行きます。私たち62期一同は、後輩諸官と共に勤務できる日を楽しみに
しています。防衛大学校での生活を無駄にするか否かは自分次第です。防衛大学校での生活は一生に一度きり
であり、二度と戻ってくることはありません。一日一日を大切に生きていきましょう。そして次会うときにお
互い恥ずかしくないよう、共に自分を磨き上げていきましょう。

62ki_nishimura_02.jpg「桜の下で同期と共に」

前の記事  次の記事