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ホーム・カミング・デー(HCD)

第16期ホーム・カミング・デー(HCD)

2015.04.21

 平成12年3月の卒業式典に第1期生を招待して始まったホーム・カミング・デー(以下HCDという。)も今年で16回目となり、卒業後43年目にあたる第16期生が平成26年度卒業式典(本科第59期学生等)に國分良成防衛大学校長の招待を受けて実施されました。

 16HCDの行事は、卒業式前日の3月21日()の懇親会で幕を開けました。当日は曇天で時折雨を感じる肌寒い日でしたが、懇親会が開催された横須賀平安閣には開会の30分以上前から続々と同期生及びご家族が参集され、受付からすでに熱気に溢れていました。第16期生192名、ご家族90名、総勢282名が集い、またご来賓として國分防衛大学校長を始め4役や部長等も招待され盛大な会となりました。16時に開会後まず最初に殉職者及び物故者に対する黙祷が行われ、その後海上部会長香田氏から、久々の再会を祝するとともに同伴された奥様方に対し、「防大入校以来47年間と同期生のほうがよほど付き合いは長く、お互いなんでも知っている仲である。」とユーモアたっぷりの挨拶があり、来賓を代表して國分防大学校長からは16期生に対する「お帰りなさい」との歓迎の言葉に引き続き今回の卒業式から任命宣誓式を総理の前で制服に着替えて実施する等の紹介がありました。そしてHCD実行委員長椋木氏の乾杯で懇親会が始まりました。

s_026.JPGs_016.JPGs_024.JPG (香田海上部会長挨拶)  (國分防衛大学校長挨拶) (椋木実行委員長乾杯挨拶)

 各大隊毎に分かれたテーブルでは久々の再会に懐かしむ声や近況の報告等に花が咲き、ご家族を含め終始賑やかに進み、そしてスクリーンには防大の近況も映し出され、当時を思い起こしながら話も尽きぬ様子でした。その後、各大隊毎に写真撮影が行われ、名残も尽きぬ思いのなかお互いに肩を組み「逍遥歌」を斉唱しました。最後に小鹿航空部会長の音頭で万歳を三唱し会はお開きとなりました。

s_RIMG0209.JPGs_040.JPGs_039.JPG (逍遙歌斉唱)      (小鹿航空部会長万歳三唱)    (万歳三唱)

 卒業式当日の22日()は前日とは打って変わって朝から晴れ渡り、絶好のHCD日和となりました。朝8時過ぎから続々と集合場所である防衛学館の教場に到着し、8時50分には第16期生198名ご家族等156名、総勢354名が陸・海・空に分かれて集合完了し、行事関連の説明を受けた後に写真撮影の場所である時計台横の階段に向かいました。青空の下、総員で写真撮影を実施した後、卒業式会場である記念講堂に向かいました。

IMG_3616-s.jpg s_042.JPGIMG_6600-s.jpg (正門受付)        (集合完了)         (写真撮影)

 今年は國分学校長のご配慮で昨年より40席多い180席を記念講堂1階の卒業式場に確保していただき、その他の方は別に用意された記念講堂地下のAV講堂で大スクリーンを通して卒業式等の様子を見学しました。

IMG_6604-s.jpgs_RIMG0232.JPGs_RIMG0218.JPG(卒業式場HCD席)     (AV講堂)       (AV講堂大スクリーン)

 予定の10時を少し遅れて安倍内閣総理大臣が臨場され卒業式が始まりました。学校長から一人一人卒業証書を授与された後、野上智行大学評価・学位授与機構長から学位記が授与されました。

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  (卒業証書授与)

 学校長式辞では昨年に引き続きホーム・カミング・デーに言及され、「本日は、防大を昭和47年1972年3月に卒業され、国と国民の平和と安全を守り抜く仕事を完遂された第16期生の先輩方が、卒業43年目に全国各地から駆けつけてくださいました。第16期の皆さん、お帰りなさい!どうぞ拍手を、今モニターでご覧になっている第16期の皆さんもおめでとうございます。ありがとうございます。」との言葉に参加者の感慨も一入のようでした。そして43年間の情勢の変化と自衛隊に課せられた課題と責任の大きさを述べられた後に、卒業生に対し今後は日本国内のみならず世界各地で活動する舞台が与えられ、それは安寧の場ではなく全てが危険と隣り合わせの場であるからこそ43年後に笑顔でこの小原台に戻ることを切に願うばかりであると最後までHCDを強調した式辞でした。

 そして安倍晋三内閣総理大臣から戦後70年との節目の年にあたり、先の戦争の尊い犠牲の上にわが国の現在の平和があることを深く胸に刻むとともに、二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。そのために自衛隊の中核を担う幹部自衛官として、常日頃から鍛錬を積み重ね、隙のない備えに万全を期すこと、そしていかなる事態にあっても、国民の命と平和な暮らしを断固として守り抜くこと、そして諸君の先頭に立って、この責務を全うする決意であり、どうか諸君におかれても、全身全霊をかけて国民への務めを果たしてもらいたいとの強い決意を示す訓示がありました。中谷元防衛大臣からは本校での学び、体験を踏まえ、ここで発見した真理を磨き、自身と信念を持ってよきリーダーとして指導者として活躍することを期待する。初代槙智雄学校長の「幹部自衛官たらんとする者は、軍事専門家である前にまずよき社会人であれ、よき紳士であれ」を体現してもらいたいとのご自身の経験を踏まえた力強い訓示がありました。

_MG_6733-s.jpg_MG_6757-s.jpg_MG_6751-s.jpg (國分学校長式辞)    (安倍内閣総理大臣訓示)   (中谷防衛大臣訓示)

 白石隆政策研究大学院大学学長から21世紀に入り、安全保障環境が大きく変わりつつあるが、想像力をもって、柔軟に、また長期的な視野から、なにが日本の安全保障に役立つのか、なにが世界の平和に貢献することになるのか、ぜひ、考え、行動していただきたいとの祝辞が述べられ、その後卒業生代表の答辞と進みました。

 例年は内閣総理大臣が退席された後に「帽子投げ」が行われますが、今年は壇上から安倍内閣総理大臣が見守る中、卒業生が一斉に帽子を投げて駆け足で会場から退席する恒例行事「帽子投げ」が行われました。

 引き続き行われる一般幹部候補生の任命・宣誓式も昨年までとは異なり、内閣総理大臣臨席のもと陸・海・空それぞれの一般幹部候補生の制服に着替えた卒業生が各幕僚長から各要員別に一般幹部候補生に命ぜられました。その後、陸・海・空の代表が宣誓を行い、安倍内閣総理大臣に宣誓書を手渡し、握手を交わしました。制服に着替えての任命・宣誓式は16期生の卒業式でも行われており、ようやく正常な形に戻ったとの思いでした。

_MG_6888-s.jpg_MG_6916-s.jpg_MG_6901-s.jpg (幹部候補生任命)     (宣誓書手渡し)    (宣誓書手渡し後の握手)

 なお、卒業式終了後から任命・宣誓式開始までの間に、講堂横の顕彰碑において16期生代表者による顕彰碑顕花式が行われました。

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 (顕彰碑献花式)

 任命・宣誓式終了後は陸上競技場において3学年以下の在校生による観閲式が行われました。16期生は競技場の一角に設けられたHCD席で観閲行進を見学し、整斉とした姿に往時の自分を重ねるとともに惜しみない拍手を送っていました。

s_082.JPGs_085.JPG  (観閲式整列完了)             (観閲行進開始)

 観閲式見学をもって16期生のHCD全体行事は終了し、この後希望者は学生舎の見学を実施しました。現在の学生舎は16期生が在学した当時と同じ各学年混在の8人部屋に戻っていますが、女子学生や多くの留学生の存在など状況は異なり、また住環境は当時と比べ格段に良くなっており、時代の流れを実感しました。

 最後に、16期生ホーム・カミング・デーの実施に向け、3年前から周到かつ緻密な準備を進められた16期生実行委員の皆様のご労苦に対して心からの慰労と感謝を申上げますとともに、ホーム・カミング・デーの準備から実施に至るまで親身にご支援いただきました防衛学群長をはじめとする防衛大学校職員の皆様に心から感謝申し上げます。

                             (同窓会本部事業部HCD担当記)

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