令和5年度 防衛大学校入校式典
2023.04.08
令和5年4月5日(水)、防衛大学校 本科第71期学生522名(留学生23名外数)、理工学研究科前期課程第62期学生53名(留学生1名外数)、同後期課程第23期学生11名(留学生1名外数)、総合安全保障研究科前期課程第27期学生19名及び同後期課程第15期学生3名の入校式典が記念講堂で挙行され、村川豊同窓会長が出席しました。
今年も新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から来賓の参加が限定されるとともに、午餐会が中止となりましたが、これまでに中止されていたホーム・カミング・デー2(HCD2)の4年ぶりの再開や、参加数の制限はあるものの入校学生のご家族の参加など、新型コロナウィルス感染症拡大前の入校式典の姿に戻りつつあるようでした。
入校式典は、井野俊郎防衛副大臣のご臨席のもと、多数のご来賓が参列される中で実施され、入校学生の任命、宣誓、申告ののち、久保文明防衛大学校長から「自衛官としてわが国の安全保障のために人生を捧げるという決意をもって本学に入校された皆さんには心から敬意を表したいと思います。ぜひこの崇高にして重要な任務を全うしてください。」と式辞を述べられました。
来賓として出席された井野俊郎防衛副大臣は、「変化の激しい世界で、変化の速い科学技術を駆使し、我が国の平和と独立のために活躍することを期待する。」と述べられるとともに、「国防を担う崇高な使命をもって入校された皆さんを頼もしく思います。入校者のうち、103名が女子学生ということで、性別を問わず切磋琢磨してほしい。」との祝辞を贈られました。
同じく来賓として出席された南雲憲一郎統合幕僚副長は、吉田圭秀統合幕僚長の祝辞を代読され、「抑止力の一翼を担う国防という崇高な使命を目指して入校した学生諸官に心からの敬意を表します。防大は、戦略的なリーダーシップの素地を学ぶことができる唯一の学校であり、入校間にM(ミッション:使命感)、V(ビジョン:構想力)、P(パッション:情熱)のMVPを涵養することを要望します。留学生は祖国のかけがえのない宝物であり、共に切磋琢磨してください。」と述べられました。
入校式典後、観閲式が陸上競技場で実施され、祝賀飛行、観閲行進、ドリル演技などが本式典に華を添えました。
また、入校式典及び観閲式には、防大のホームカミングデー2(HCD2)行事として、防大第10期及び第11期の卒業生の方々が、ご家族を含め約220名とこれまでになく多数来校されました。
(31期陸 小田英明 記)