岩崎同窓会会長は、7月8日（月）から9日（火）の2日間、青森県内の３自衛隊で部隊実習中の陸海空要員を激励しました。
　7月8日（月）に、海上自衛隊八戸基地で部隊実習中の第3学年海上要員、及び陸上自衛隊青森駐屯地で部隊実習中の第3学年陸上要員を、同月9日（火）に航空自衛隊車力分屯基地で部隊実習中の第4学年航空要員を激励しました。

【海上自衛隊八戸基地での激励】
　海上自衛隊八戸基地では、第3学年海上要員34名に対して激励を実施しました。
　会長は、第2航空群司令　瀬戸海将補と懇談の後、航空集団第2航空修理隊で実習中の学生を激励するため、基地内の整備格納庫に移動しました。第2航空修理隊は、大型固定翼機の定期特別修理、臨時修理などを任務とする部隊であり、34名の学生が数個班に分かれてP-3C等の実機を前にして航空機修理体系、修理技術などについて隊員から教育と実技指導を受けていました。

　実習終了後、会長から学生に対し講話を実施しました。
　会長は、自らの経験に基づき、指揮官として肝要な資質である「知性」「説得力」「体力」「セルフコントロール」「強い意志」について具体的な事例を挙げながら紹介し、さらに国際的感覚を身に着けることなどを学生に推奨しました。

【陸上自衛隊青森駐屯地での激励】
　陸上自衛隊青森駐屯地では、第3学年陸上要員8名に対して激励を実施しました。
　会長は、第9師団長　岩村陸将と懇談の後、第5普通科連隊で訓練中の学生を激励するため、駐屯地内の降下訓練塔に移動しました。
　第5普通科連隊では、8名の学生がヘリコプターからのリペリングを想定した実技訓練を受けていました。そして、会長及び第9師団長に対して、訓練で習得した15メートルの降下訓練塔からのリペリングを披露して頂きました。
　学生は、隊員から学んだ手順をひとつひとつ呼称しながら降下の準備を進めた後、大きな声で「準備よし」との最終報告を実施し、2名同時にみごとな降下を実施しました。

　実習終了後、会長から学生に対し講話を実施しました。
　会長は、少人数での講話であったことから学生一人一人に対して質問と回答をしながら、自衛官及び指揮官に大切な資質について紹介をしました。
　夕刻、実習支援部隊の他、駐屯地所在の同窓生及び青森地方協力本部長　木村1等空佐もご参加頂き懇談会を行いました。途中、学生一人一人から自己紹介と今後の抱負が発表され将来の幹部自衛官に盛大な拍手が送られました。

【航空自衛隊車力分屯基地での激励】
　航空自衛隊車力分屯基地では、第4学年航空要員37名に対して激励を実施しました。
　会長は、第21高射隊長　柏本２等空佐と懇談の後、第21、22高射隊で実習中の学生を激励するため、基地内のペトリオット器材展示場に移動しました。37名の学生が数個班に分かれてペトリオット器材の実習を受けていました。
　学生は、隊員からの説明に熱心に耳を傾けながら、ペトリオット部隊の任務、器材の機能などについて理解を深めていました。

　実習終了後、会長から学生に対し講話を実施しました。
　会長は、航空自衛隊のパイロットであった経験などを踏まえながら、第4学年として残りの学生生活において大事にしてもらいたいことについて紹介をしました。その後、第21、第22高射隊長、代表学生などと昼食を共にしながら防衛大学校での学生生活や同窓会の活動などについて意見交換を実施しました。

　最後に、第2航空群司令　瀬戸海将補、第9師団長　岩村陸将、第21高射隊長　柏本2等空佐をはじめ、ご支援を頂きました各基地及び駐屯地所属の隊員各位、部隊実習を計画担当されている防衛大学校訓練課の方々に心より感謝申し上げます。

（本部事務局　28期陸　河本　宏章、28期海　畠野　俊一、28期空　相原　武士記）