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タイ王国同窓会支部会長の交替について

2014.11.04

 タイ王国同窓会支部は平成12年、第6期卒業生チョンチェン・ブラナシルビン氏を会長として発足いたしております。今までタイ王国は防衛大学校海外留学生として最大の累計180名の留学生を派遣しており、同同窓会支部はこれら学生の留学を支援するとともに同卒業生の融和団結、在タイ王国日本国大使館防衛駐在官の支援等の活動をつうじ日タイ防衛交流の懸け橋となって活動しております。本年2月にタイ王国を訪問された國分現防衛大学校校長も第58期生卒業の式辞におきましてタイ王国における卒業生の活躍を熱く語られております。
 10月1日を持ちまして、15年間の長きにわたりタイ王国防衛大学校同窓会支部会長として同会をまとめてこられましたチョンチェン氏が御勇退、名誉会長にご就任されることとなりました。後任会長には同じく10月1日付タイ王国海軍参謀長に就任された23期タナラット・ウボン海軍大将が、副会長には同日付タイ王国空軍参謀長に就任された26期ジョム・スンサワン空軍中将と29期パラディット・ボースリ陸軍大佐が新任されました。
 防衛大学校同窓会は同窓生が自衛隊のみならずタイ王国国軍の枢要な地位に就任されたことを無上の喜びとするとともに、現職軍人が同窓会の役員を御兼任いただくことは、今後日タイ両国の防衛交流が単なる軍人同士を超えて、同窓生同士の付き合いという一層の深みを増すものと期待しております。
 防衛大学校同窓会の海外支部はタイ王国同窓会支部に加え、シンガポール共和国同窓会支部があります。防衛大学校は現在までタイ、シンガポールに加え、マレーシア、フイリピン、インドネシア、モンゴル、ベトナム、韓国、ルーマニア、カンボジア、インド、東チモール、ラオス計13カ国の士官候補生を受け入れています。将来これら諸国におきましても防衛大学校同窓会支部が設立され、卒業生のネットワークが安倍政権「地球儀俯瞰外交」の一翼として国内のみならず世界的に広がっていくことが期待されます。

(同窓会事務局広報部記)

(タイ王国同窓会支部員と國分防衛大学校長)

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