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ホーム・カミング・デー2(HCD2)

第13期生ホーム・カミング・デー2(HCD2)

2025.04.28

 13期生ホーム・カミング・デー2(以下、HCD2という。)が、令和7年4月4日(金)、5日(土)、第73期生等の入校式への学校長招待行事等として実施されました。
 今年のHCD2は、入校式前日の4日に13期生主催による懇親会が開催され、5日は入校式典参列、顕彰碑献花式、観閲式参観及び校内見学が実施されました。
 13期生は、準備実行委員会を中心に、防大等との諸調整を経て綿密な実施計画を作成するとともに、参加者への案内、懇親会場やバスの準備等、約1年に及ぶ準備期間をかけてこの日に備えてきました。


 入校式前日の4日(金)には「セントラルホテル横須賀」において懇親会が実施され、ご家族を合わせて124名の方と来賓3名が参加されました。
 懇親会会場入り口横の壁には、これまでに亡くなられたご同期の学生時代の写真が掲示されました。
 まず、懇親会の冒頭で殉職者5名を含む84名の亡くなった同期の方々に届くよう、参加者総員で学生歌を斉唱した後、黙とうが行われました。
 その後、内山委員長の挨拶に続き、久保学校長及び丸茂同窓会長が祝辞を述べられました。

★内山委員長挨拶 ★学校長挨拶 ★同窓会長挨拶 ★牧本副委員長による乾杯

  内山委員長挨拶    学校長挨拶        同窓会長挨拶         牧本副委員長による乾杯

 そして、牧本副委員長の音頭により乾杯が行われ、懇談に移りました。陸海空ごとテーブルに分かれた着座式の懇親会でしたが、話が盛り上がるにつれお互いにテーブルを行き来し、学生時代に戻り様々な話題で大いに盛り上がりました。
 また、余興に新宮領夫人によるオカリナ演奏や13期生のご主人を亡くされたご遺族の近況報告が行われ、話は尽きない状況でしたが、予定の時間が迫ったため、参加者全員で逍遥歌を斉唱し、山下副会長による挨拶に引き続き、万歳三唱をもって懇親会はお開きとなりました。

★余興(オカリナ演奏) ★ご遺族による近況報告 ★逍遥歌斉唱 ★山下副委員長の挨拶

  余興(オカリナ演奏)   ご遺族による近況報告      逍遥歌斉唱       山下副委員長の挨拶

4月5日 本科第73期生等入校式、献花式等
 4月5日、晴天に恵まれた満開の桜の下、7時30分に防大正門前に集合した13期生会の役員は、防大防衛学教育学群職員(制服自衛官)の周到な準備の下、HCD2参加者受け入れのため受付の配置につきました。
 7時50分から専用借上げバスによる馬堀海岸からのピストン輸送が開始され、ご家族を含め151名のHCD2参加者は続々と防大に到着しました。防大正門での招待状の確認後、入校式参列の父兄等と入門通路を分けるなどの工夫や13期生の案内係と防衛学教育学群職員の誘導により、控室が用意された防衛学館までスムーズに入場できました。

★正門の受付 ★防衛学館での受付 ★防衛学館の控室

           正門の受付        防衛学館での受付      防衛学館の控室

 防衛学館には、陸・海・空の要員毎に受付が設けられ、出欠の確認後、青いリボンを受け取って控室に入り、久しぶりに防大を訪れたことで思い出話に花を咲かせました。
 8時40分、防衛学教育学群職員の引率により学校長との記念写真を撮影するため時計台に向け移動を開始しました。
 9時00分、時計台下階段で久保学校長、久澤副校長、36期生の藤岡副校長、40期生の東訓練部長及び41期生の中谷防衛学教育学群長とともに、参加者全員で記念写真を撮影しました。

★久保学校長を囲んでの記念写真

                    久保学校長を囲んでの記念写真

 写真撮影後、入校式典会場の記念講堂に入り、学校側のご配慮によりHCD2参加者のために準備された125名分の区画に着席しました。
 入校式は、10時の本田太郎防衛副大臣の臨場、防大儀仗隊による栄誉礼で始まり、国歌斉唱、任命・宣誓・申告に続いて、学校長式辞、防衛副大臣訓示、統合幕僚副長による来賓代表祝辞と進められました。
 久保学校長の式辞では、留学生を含むすべての新入生に対するお祝いの言葉と、本田副大臣をはじめとする多くの来賓の方々や新入生のご家族に対するお礼の言葉が述べられました。
 そして、HCD2行事についても言及され、この入校式に60年前に入校された防大卒業生の第13期生が参列していることを紹介し、「長年の国防へのご貢献、まことにご苦労様でした。」と述べられました。
 この学校長のお言葉に対し、第13期生の方々はその場で起立をされ、応えられました。

★13期生を紹介する学校長 ★学校長の紹介に起立で応える13期生

           13期生を紹介する学校長      学校長の紹介に起立で応える13期生

 また、学校長は自衛隊が信頼できる組織として高い評価を得ていることは、戦後の民主社会日本において自衛官のあり方を模索してきた13期生を含む先輩自衛官の努力の賜物であると述べられました。
 なお、人数制限のため式典会場には入れなかった26名は、防大のご配慮により防衛学館にて配信映像を観覧することができました。
 入校式終了後、HCD2参加者は顕彰碑を参拝、献花を行い志半ばに国に殉じたご同期の殉職者に対して黙祷を捧げました。

★陸海空代表による献花 ★ ★総員での黙とう

            陸海空代表による献花             総員での黙とう

 その後、参加者は陸上競技場に移動しHCD2参加者のために用意された席に着き、学生隊のパレード、陸海空自衛隊機による祝賀飛行、儀仗隊のファンシードリルなどを見学しました。

★観  閲  式 ★ ★

                       観  閲  式

★校内見学 ★ ★ ★ ★ ★

                       校 内 見 学

 観閲式の参観を終えた参加者は、希望者のみ校内見学を実施し、職員に資料館および学生舎を案内してもらいました。そして、名残を惜しみつつ、それぞれ母校を離れ家路につきました。
 おわりに、HCD2実施に向け準備を進められた、第13期HCD2準備実行委員会の皆様のご活動に心から敬意を表しますとともに、準備から本番まで、本当に親身になってご支援をいただいた防衛大学校職員の皆様に心から感謝申し上げます。

(同窓会事務局HCD2担当 32期海 佐藤広憲 記)

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