校友会表彰の実施(24期・中嶋厚部外顧問)
2025.12.27
さる11月9日(日)、開校祭に際して中嶋厚部外顧問(24期、小型470)に対する校友会表彰が実施されました。
中嶋顧問は平成23年8月以来、部外顧問として14年以上の長きに亘り主としてクルーザーの指導に当たって来られました。小型出身の中嶋顧問がクルーザーを担当されているのは「ヨット部は一体」という想いからのものですが、これには次のようなエピソードがあります。中嶋顧問は海上自衛官として7割近い横須賀東京勤務の機会を活用し、御自身でウィンドサーフィンを楽しまれたほか小型の指導も30代後半まで実施され、平成4年から御退官の平成24年までは4期の長嶺公成OBのブルーシャークのクルーとして主にレースに参加しておられました。海自を退官されたこの年、長嶺OBが死去される前の「後は頼む」という言葉を受け、クルーザーの学生の指導を引き継がれたものです。
週末が活動の中心となるヨット部の特性上、ほとんど毎週、休日返上で労苦を厭わず現役部員指導に尽力して頂きました。指導に当たってはセーリング技量の向上は元より、日本学生外洋帆走連盟のレース企画運営など各種要務についても積極的に指導助言され、社会人としての常識、対外調整能力などの部員の資質向上にも意を用いられました。
また、中嶋顧問は現在ヨット部として検討中の仏海軍士官学校招聘に基づく国際レガッタ参加に向け、未経験のクラスである同レガッタ使用艇J-80への慣熟のための慣熟訓練(プレーニングボートとして同系統のMELGES級を使用した部外コーチによる指導)にも御尽力頂き、「挑戦できる!」という技術的な見極めにも道を開いて頂きました(本件は感謝状の文面にも盛り込まれ、学校長以下の主要幹部にもインプットしたところです)。この機会にヨット部として中嶋顧問の御尽力に改めて心より感謝を表するとともに、引き続きの御指導御鞭撻を宜しくお願い申し上げる次第です。
(ヨット部長・相澤記)
