航空自衛隊OB「#85ホームカミング奈良」を無事に終えて
2025.10.31
去る10月31日(金)、「#85ホームカミング奈良」が無事開催されました。
今回、奈良の幹部候補生学校を再訪したのは1985年当時の課程学生、塩屋区隊長及び家族を合わせた39名で、課程学生の内訳はB課程19名、U/MD課程10名、I課程2名、A課程1名でした。
当日は生憎の雨模様となってしまいましたが、基地正門に到着すると「歓迎 統一期85期ホームカミングデイ御一行様」の大きな看板が掲げられていて、それを見た瞬間にお天気のことなどすっかり忘れて目頭が熱くなってきてしまいました。
学生時代にはなかった広報資料館「松林苑」での受付終了後、厳かな雰囲気の中での基地慰霊碑への献花・拝礼でホームカミングが始まりました。献花・拝礼の儀式には加藤学校長も参列されました。
その後、同期生代表による学校長への表敬・懇談が行われ、学校長からは現在の幹部候補生学校の教育・訓練の状況に関する詳しいお話しがあり、40年前の記憶を交えた様々な話題で懇談の場はとても盛り上がりました。
昼食は基地食堂での体験喫食でした。メインメニューは航空自衛隊名物の空上げで、奈良特産大和茶を使った基地独自のレシピに皆が舌鼓を打ちました。そして正午になると学生たちが続々と食堂に入ってきて、その凛々しい姿と旺盛な食欲に頼もしさを覚えました。
昼食が終わると、駐留軍の古びたチャペルが立派に生まれ変わった教育講堂「飛翔館」に移動して奈良基地の概況説明を受けました。概況説明のスライドには85期生の学生時代や奈良基地勤務時代の姿も映し出され、中でも奈良公式マスコットキャラクターの「せんとくん」が映ると今回参加したとある同期生に生き写しで大いに笑いを誘いました。
記念撮影は、雨脚が強くなったため飛翔館の中で撮影することになりました。撮影の際に笑顔をつくる掛け声は奈良公園の鹿にちなんだ「バンビー」で、その時は皆が本当の笑顔になりました。
記念撮影の後は、大型バスを提供していただいて基地内の施設を順番に見学しました。学生当時は最新施設だった体育館も近々立替予定という話しをうかがい40年という歳月の永さを痛感しました。
学生教育・訓練の見学ではA課程学生の実習風景を見せていただき、参加していたA課程の同期生、A課程出身の区隊長との対話などを通じ、またそこに新たな絆が育まれました。
施設見学を終わると厚生センターでの休憩・買い物の時間となり、学生当時お世話になった春日クラブの方にもお会いできました。
そして全ての予定が終了し、総務班長のお見送りを受けながら、各々正門前で駅に向かうバスに乗り込み、名残を惜しみながら幹部候補生学校に再度の別れを告げました。
次は新大宮に移動しての懇親会です。懇親会には新たに1名の同期生も加わり、40年という時間の空白を埋めるかのように懐かしい面々と当時の思い出を肴に熱く語り合いました。その熱気に満ちた2時間はあっという間に過ぎ、仲幹事が20年後の再会に触れて会を締めくくり、皆それぞれ今居る場所に戻っていきました。(一部の人は2次会会場経由の帰還となりました。)
最後に、「#85ホームカミング奈良」の開催にあたり大変お世話になった加藤学校長、原田総務班長をはじめとする幹部候補生学校の皆様、営業時間前にもかかわらずお店を開けていただいた懇親会・2次会のお店の方、そして今回ホームカミングに参加していただいた同期生、区隊長、ご家族の全ての皆様に心から感謝申し上げます。
(「#85ホームカミング奈良」幹事 井上浩秀 仲啓介)
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