【令和7年度秋季リーグ戦を終えて】
2025.11.27
防衛大学校準硬式野球部監督 田中耕太
拝啓 晩秋の候、OBの皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。 平素より当部へのご支援、ご声援を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、令和7年度秋季リーグ戦は、横浜市立大学が68年ぶりの優勝を果たし、関東学院大学と横浜国立大学
が同率2位、神奈川大学が4位、そして本校は5位という結果となりました。戦績は1勝6敗1分でありまし
たが、この唯一の1勝は優勝校である横浜市立大学から挙げたものであり、また引き分けは神奈川大学との試合でした。横浜国立大学との2試合はいずれも1点差の接戦であり、コールド負けは一度もなく、各大学との力の拮抗を実感するリーグ戦でありました。
主将・清水学生を中心とした70期政権は、伊藤・山本両投手を軸に堅い守りを築き、粘り強くディフェンスを展開いたしました。しかしながら、得点力の不足により惜敗を重ねる結果となり、まさに「専守防衛」を体現する戦いぶりでございました。
この結果、1部と2部の入替戦に臨むこととなりましたが、2部優勝校・日本大学に3-1で勝利し、1部残留を決めることができました。最後に勝利を収め、4年生にとっては良き思い出となったことと存じます。
なお、この試合には田中部長ならびに昌子OB会長に応援いただき、 学生たちにとって大きな励みとなりましたことを、ここに改めて感謝申し上げます。
また、 今季の成果として、2年生・松原学生がベストナイン(外野手)に選出されました。 若手選手の活躍は、今後のチームの飛躍に向けて大きな希望となっております。
一方、新人戦では1・2年生主体のチームが関東学院大学に勝利し、準決勝に進出いたしました。惜しくも横浜市立大学に敗れ、決勝進出は叶いませんでしたが、新戦力の台頭を確認でき、来春の71期新体制に向けて大きな期待を抱いております。
今後は得点力の強化を最大の課題とし、守備力と攻撃力の両面で戦力の底上げを図り、より高い舞台を目指して精進してまいります。 引き続き、OB会の皆様からの熱きご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
敬具
