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同窓生は今

今人生、男盛り(21期)(その1)

2015.12.24

今、人生男盛り(JMAS理事長として)  陸21期生 荒川 龍一郎


JMAS理事長としてアンゴラ訪問.pdf - Adobe Reader.bmp 3年前、陸上自衛隊中部方面総監を最後に自衛隊を勧奨退職しました。この3年間の間に会社顧問として採用されるとともに、ボランテイアとして認定特定非営利活動法人「日本地雷処理を支援する会(JMAS)」の理事長を仰せ付かり、結構 忙しく過ごしております。
 折角の機会ですので、理事長を務めさせていただいておりますJMASの紹介をさせていただきたいと思います。JMASは、13年ほど前に内戦後のカンボデイアで放置された地雷や不発弾の被害に苦しむ大勢の子供たちの存在に心を痛めた自衛官OBの発意で設立された自衛官OBを主力とする国際活動NGOです。活動当初は資金難のためカンボデイアにおける小規模な不発弾処理事業しか出来ませんでしたが、設立当初以来のJMAS隊員そしてご支援してくださる多くの方々のご尽力により、現在ではアフリカのアンゴラ共和国における機械処理による地雷処理活動、東南アジアのカンボデイア王国における地雷処理活動、地雷処理終了後の地域復興活動そして不発弾処理活動、ラオス共和国における不発弾処理活動、ミクロネシア地域のパラオ共和国における沈船の爆雷処理活動等、4カ国で7個事業を行い、JMAS隊員も陸上自衛隊のOBばかりでなく海上自衛隊のOBも加わっており、日本人約100名、現地スタッフ約100名を擁する組織に成長いたしました。
 JMAS設立時に陸幕の運用課長であった私は、当時の江藤防衛部長(16B)(故人)の強い薦めもあり部長とともにJMASの個人会員となりました。その縁もあって今回理事長に推挙されたようです。理事長になって事業地4カ国を全て視察させていただきました。それぞれの事業地の現場では、国情等の違いはあれ、まだまだ地雷、不発弾等処理のニーズは高く、JMAS事業地だけで日に数十発の地雷、不発弾等の処理をしている状況を確認いたしました。しかしながら、何よりも現地の人々にしっかり寄り添い「地道」且つ「誠実」に黙々と活動し、現地の人々に信頼されている自衛官OBのJMAS隊員に直接、接する事ができ、改めてJMAS活動の将来に亘る必要性と有効性に確信を持ったところです。
 しかしながらJMASには大きな問題点もあります。それはJMASの事業資金の70%が外務省所管の単年度の無償援助資金(ODA)であることです。防衛費と同様、国庫が厳しい状況にあるため全般的には減勢傾向にあります。このため事業の実施が常に綱渡り状態となり、なかなか中長期的な見通しを持った戦略的な事業展開ができないのです。
 したがって今後は広く浅く寄付を募るとともに、寄付型自動販売機の普及等、いろいろな手段を講じて資金を集めてファンドを構築し、安定した事業が実施できるようにしていきたいと考えております。皆様のご支援ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
 自衛隊の各種国際貢献活動が当たり前となった現在、2割以上の現役自衛官が海外勤務を経験しております。自衛官退職後も豊富な海外における勤務経験を生かして、海外における活動で第2の人生を送ることは本人の為ばかりでなく、世界平和と日本の安全に大きな役割を果たせる道であると思います。
 同窓会員の皆様におかれましても、自衛官退官後に有意義な人生を送るための選択肢の1つとして参考にして頂きたくお願い申し上げます。
カンボデイア地雷処理現場の確認.pdf - Adobe Reader.bmpラオスで活躍中の中條専門家12B.bmp                   


 

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