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永岩前同窓会長ASEAN海外支部訪問記

2015.09.04

 永岩同窓会直前会長は、今年8月5日から12日までの間、インドネシア共和国およびタイ王国を訪問し、留学同窓生との親睦・交流活動等を実施するとともに、同窓生を代表し、それぞれの派遣国の関係者に対して、学生派遣に係る感謝と今後の交流促進をお願いしてきました。
 今回の訪問において、前会長は、インドネシア共和国においては、軍主要幹部に対して留学生の継続的な派遣をお願いするとともに、防大同窓生に対して同窓会インドネシア支部組織の結成を促してきました。また、タイ王国においては、恒例の「タイ王国防大同窓会2015」に参加し、留学生との親睦を深めるとともに、近い将来、"ASEAN 同窓会ネットワーク"設立に向けて、相応のリーダーシップをタイ王国卒業生にとってもらうことをお願いしてきました。IMG_0938.JPG
 訪問に先立ち、前会長は防衛省を訪問し、空幕長等に訪問趣旨に関わる事前報告を行うとともに、市ヶ谷駐屯地内にあるスディルマン・インドネシア共和国初代国軍司令官の銅像の場所に赴きました。この銅像は2011年、当時のプルモノ・インドネシア共和国国防大臣から、日本インドネシアの友好親善および両国間の防衛協力・交流の今後の発展の象徴として寄贈されたものです。
 ジャカルタに到着後、前同窓会長は、まず、国立追悼施設であるカリバタ英雄墓地において慰霊を行いました。この地にはインドネシア独立戦争中に戦死した元将兵等が祭られていますが、独立戦争に貢献した残留日本兵のうち27名がインドネシアの英雄として埋葬されています。
IMG_0999.JPG 前会長は、インドネシア共和国国防省防衛戦略総局長、国軍司令部情報部長、国軍司令部人事幕僚、空軍司令部情報部長、及び元海軍司令部参謀長特別補佐官であるデデ・ユリアディ元海軍准将(防大研究科大IMG_0946.JPG32期:最初の留学生)らに表敬し、それぞれ、防衛大学校に留学生を派遣して頂いていることに関してお礼を申し上げるとともに、今後の継続的な留学生の輩出を重ねてお願いしました。また、各々の意見交換の際、周辺情勢認識に係る意見交換に加え、我が国の安全保障法制整備に係る理解を得るべく、最近の国内情勢等に関して説明を加えました。

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 インドネシア同窓会懇親会においては、元海軍司令部参謀長特別補佐官であるデデ・ユリ アディ元海軍准将(防大研究科大32期:最初の留学生)を筆頭に10名ほどの同窓生が参加し、小原台の思い出話に宴席が盛り上がりました。本科の卒業生の専任期はすでに少佐クラスに昇進しており、いずれも各軍の要職で大活躍のようすでした。

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 また、タイ王国への訪問においては、恒例の「タイ王国防大同窓会2015」に参加しました。その同窓会には、タラナット・ウボン海軍大将(本科第23期生)元海軍参謀長や、空軍司令官を嘱望されている現空軍参謀長のジョム・スンサワン空軍大将(本科第26期生)をはじめとする約100名の同窓生が参加するとともに、彼らの家族を含めと約200人という大同窓会で、大いに盛り上がりました。最後は、「海青し、太平の灘、緑濃し小原の岡辺・・・ 朝(あした)に勇智を磨き、夕(ゆうべ)に平和を祈る、礎ここに築かん、新たなる日(ひ)の本(もと)のため」と、防衛大学校の学生歌を日本語の大合唱で締めとする何とも有難く、そしてとても印象深いものでした。今も彼らは日本のことが大好きです。

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 前同窓会長は、空軍士官学校の日本語クラブや武道クラブを視察しました。
 語学関連では、各士官学校に対する中国の国家的な支援体制が圧倒的で、日本語教育の現状との格差に愕然としました。
 また、合気道や柔道といった武道クラブは、日本との交流に強い関心を持っているようでした。今後、何らかの交流ができればと期待します。

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 現在のタイ王国同窓会支部長はジョム空軍大将ですが、今後、さらに日本の防大同窓生とタイ王国軍防大同窓生との交流・親睦を深めるとともに、「ASEAN防大同窓会ネットワーク」の構築を積極的に推進し、タイの同窓生がそのリーダーシップをとると約束してくれました。近い将来、現折木同窓会長のASEAN諸国訪問の機会もあろうと思いますが、その際には、各国の同窓会支部の設立やASEAN防大同窓会ネットワークの構築が実現していることと期待します。
 昭和33年から始まった防衛大学校の留学生制度は、まさに、安倍総理の推進する「積極平和主義」の走りのプログラムともいえますが、「南シナ海の波高し」の今、その真価が、問われる時代になりました。
 最後に、今回の訪問に際し、航空幕僚長をはじめ、空幕の関係各位に多大なるご支援を頂戴しました。また、インドネシア共和国及びタイ王国の防衛駐在官である、小宮1等海佐および木ノ下1等陸佐には、お忙しい中、事前の調整及び訪問時の対応等、非常にお世話になりました。お陰様で多大なる成果を確保できました。この場を借りて、心よりのお礼を申し上げるとともに、今後のご健勝・ご多幸をお祈りいたします。

(本部事務局事業部22期島田記)

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