防衛大学校の春の風物詩のひとつであるカッター競技会が、平成22年4月28日(水)に伊勢町海岸沖において行われた。カッターとは、かつて艦船に積み込まれていた12名の漕手が木製のオールで漕いで推力を得る長さ9mの短艇である。
カッター競技は、2学年時に行われるもので、おう盛な体力、気力及び団結心の強化を狙いとして、1個中隊16名(艇指揮1名、艇長1名、漕手12名、予備員2名)により、2kmのコースを漕いで順位を争う防衛大学校伝統の競技である。 この競技会のために2学年は4月の始めから約3週間にわたり、4学年の指導の下、練習に励んできた。 競技は、4個中隊(4艇)による予選4個レース、敗者復活戦、そして、5艇による優勝決定戦を行う方式であり、これにより、優勝中隊が決定すると同時に、大隊別の総合成績により、優勝大隊が決定されるというものである。
当日は、あいにくの悪天候に見舞われたが、何とか午前中に予選を行い、24中隊、22中隊、42中隊、33中隊が決勝進出を果たした。また、敗者復活戦からは41中隊が決勝進出を果たした。
午後の決勝レースでは、激しい接戦が繰り広げられ、33中隊が見事優勝を果たした。なお、大隊対抗では、2大隊が3年ぶりに優勝を収めた。
白熱したレースを終え、互いの健闘を称え合う学生たちの表情は、約3週間にわたる厳しい訓練をやり遂げた達成感と、レースにおいて全力を尽くした充実感に満ち溢れており、カッターを通じて、防大生として一段と逞しく成長を遂げることができた。なお、本年度から、2学年全員が最後まで海上訓練に取り組む訓練方式を取り入れ、中隊全員が一層の団結力強化に精進したことを踏まえ、防衛大学校同窓会から第1位〜第3位までの中隊全員に金、銀、銅メダルが贈呈された。 以下が細部成績である。
中隊優勝:33中隊
2位:24中隊
3位:41中隊
大隊優勝:2大隊
2位:4大隊
小原台事務局広報係 記
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