会長就任挨拶

               防衛大学校同窓会会長 竹河内捷次
                               (9期・空)

 この度、佐伯会長のあとを受け、第21代会長に就任いたしました。会長職は身に余る重責でありますが、防大同窓会発展のため全力を尽くして参りたいと存じますので、会員の皆様には変わらぬご指導とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 さて、防大同窓会は、昭和36年創設以来、会員相互の親睦、母校の発展への寄与、社会への貢献を目的として、各種事業を積極的に実施して参りました。この間、防大同窓会は更なる発展を願って、歴代会長のもと幾多の検討が行われ、改革が実施されてきました。昭和55年には「同窓会館」の設立可能性の検討、昭和58年には法人化の検討、平成5年には「将来構想の検討」が行われました。

そして、第19代渡邊会長時代の平成15年12月には「防大同窓会のあり方検討委員会」が組織され、新時代に対応する同窓会のあり方について検討が行われました。この検討は、それ以前に行われた検討の成果を活かし、防大同窓会を取り巻く近年の環境の変化等をも考慮して行われました。また、アンケートの手法なども駆使してより多くの会員の意見を反映するよう行われました。本検討の「答申」は、平成17年2月に提出され、防大同窓会のあり方について中長期的な視点での指針及び具体的な提言をしております。本検討は、その幅広さ、深さ、適時性、受容性、普遍性などから今後の同窓会の運営にあたっては重く受け止めるべきものと考えております。

第20代佐伯会長の時代には、「答申」を受けて早速「同窓会中期事業見積」を策定し具体的事業を開始しました。その主要事項は、@業務幹事制度の開始による名簿整理要領の改善、A小原台事務局連絡調整室の新設や学生との会食実施などの「目の見える母校支援」、B会費納入促進施策の実行による納入率向上、C女子会員支部の桜華会や群馬地区支部及び山口地区支部の発足、地域支部等助成事業の開始、D新慶弔規定の実施による財務基盤の改善、E会則・細則の改正、Fホームビジットディの開始、GMCI事業の推進等であります。

「答申」を受けて2年間、多くの提言が着手又は実行に移されましたが、これらを更に充実・発展又は定着させていく必要があると考えております。このため、新年度は、会員相互の親睦と母校の発展及び社会的活動に寄与する活動を行うことを主眼にしつつ、以下の項目を重点として活動してまいります。

1.同窓会組織の充実

防大同窓会は、各期生会を組織の基盤とし、期生会との緩やかな連合体を目指しております。同窓会活動を活性化するには、各期生会の強固な組織と活発な活動が大切と考えます。現在、同窓会はゴルフ、テニス、囲碁などの期生会対抗競技を継続実施して、各期生会間の連携を深めていただくとともに同窓会としての一体感の醸成に努めております。また、各期生会には業務幹事を設けていただき名簿の整理などもお願いしているところであります。

同窓会は地域支部等との緩やかな「横」の連合体も目指しており、地域支部等の拡大と活性化が重要です。現職会員については各駐屯地・基地ごとに、また退職会員については居住場所ごとに支部を構成しております。部隊で活躍する現職隊員とその近傍に居住する退職会員が親睦を深め、ひいては部隊活動に貢献できることは大変有意義であります。

現在5個の地域支部と9個の直轄支部が構成されておりますが、更に多くの支部の誕生が望まれ、18年度から地域支部等の立ち上げ及び活動を支援する事業を開始いたしました。今後とも本事業を充実し、地域支部等の活性化を図ってまいります。また、小原台クラブ及び今般創設された桜華会はいずれも同窓会の直轄支部となっており、それらとの連携を深めてまいります。

2.母校の充実、発展への寄与

母校の充実発展に寄与することは同窓会の目的の柱であります。とりわけ在校学生に対する協力援助は、同窓会事業の主要事項であります。支援にあたっては「目に見える支援」に留意し、小原台事務局の充実と積極的活動により防大当局との意思疎通や学生ニーズを把握するとともに、18年度には業務処理基準の見直しを行って、防大行事への積極参加、校友会活動等への支援を行っております。今後は、学生の部隊実習訓練時における支援についても計画してまいります。

防衛大学校は19年度から、防衛に関わる人材の育成の重要性から防衛大学校の更なる発展充実の施策を打ち出す考えであると伺っております。 同窓会としては母校の充実、発展のため、この施策推進を大いに支援してまいりたいと思います。

3.財務基盤の維持

 健全かつ安定した財務基盤を維持することは、現在及び将来における同窓会活動を遂行する上で不可欠な要素であります。会員各位のご協力により、会費納入促進施策の積極的な推進等、安定的な財源確保に努めております。また事業の計画及び実施段階における会員各位の積極的なご協力による経費節減努力があり、なんとか財務基盤の健全性と安定性を確保しております。今後とも、経理の透明性を保持しつつ、会費納入促進努力を継続するとともに、事業経費の節減を図り、より安定した財務基盤を維持してまいります。

4.MCIMilitary Cyber Institute)事業の推進

 防大創立50周年記念事業から引き継いだ本事業の目的は「防大同窓生の軍事に関する識見を集結して国家・社会に対して軍事的考慮の重要性を広く発信する」であります。平成15年度から行われた準備委員会の検討を経て、平成18年度から同窓会本部に「MCI事業部」を新編し事業活動を開始しました。

現在は、同窓会ホームページの中に「MCIホームページ」を開設し、同窓生の著作紹介を実施して軍事情報の配信を開始しております。今後は、同窓生の論文や講演録の掲載を図るとともに、同窓生の防衛に関する知識や経験を社会に発信できる施策の検討・実現を目指してまいります。

5.同窓会創設50周年記念事業の検討

昭和36年1月に創設された同窓会は、平成23年1月に創立50周年を迎えます。同窓会では、18年度の長期的検討課題としてプロジェクトチームによる経費面と事業内容の両面から検討し、その成果を18年代議員会において報告いたしました。今後は、その検討結果を踏まえ、19年4月に準備委員会を組織して、本格的に検討を開始いたします。

 以上、就任にあたっての所信を述べさせて頂きましたが、会員の皆様の防大同窓会に対する強い関心と、同窓会への関与、参画こそが会の充実、発展のための大きな力となります。会員皆様の一層のご理解、ご支援、ご協力をお願い申し上げます。

 

             
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